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涸沢岳〜奥穂高岳〜涸フェス 涸フェス+穂高縦走2日目後半 2018年7月27日

2日目後半、涸沢岳山頂から、穂高岳山荘方面へ。
本当は穂高岳山荘から涸沢にそのまま下りるつもりだったのだけど、
あまりにも天気が良くて、体力も余っていて、せっかくここまで来たのだからと、
奥穂高岳まで行きたくなってしまう。
山荘に着いた時点で8:25。奥穂まで行ったら確実に10時のトークに間に合わない。
でも、まあ、いいか。ちょっと遅れても。奥穂は3回目だから、特に絶対行きたい理由もなかったはずなのに、
それでも行くのか、と欲張りな自分にびっくりしつつ、休憩もせずにまた登り始める。
涸沢岳の方とは風景も雰囲気もちょっと変わる。岩の質なのか、日当たりなのか、
奥穂は北穂方面と違ってあまり生命感がない、孤高の山といった雰囲気。
北穂は岩が大きめで岩に苔が生えたり高山植物が咲いたりしていた。
奥穂は岩というより石で、色が灰色めで、植物はほとんどない。それだけで山の雰囲気は随分違う。
そして、みるみる近づいていくジャンダルム。遠くに登っている人が数人。いいなあ、行ってみたい。
ほどなくして山頂へ。急いでいたのでちょっと周りを眺めてすぐに下山。

2年前、この山頂に初めて立ったあと、穂高にヘリが飛んでいた。
山でヘリが飛んでいるとドキッとする。大抵は荷揚げなのだけれど。
そしてこの時はまさにそれで、私が登頂した数時間後、70過ぎのおじいさんが、山頂の祠のところから転落して亡くなったらしい。
70過ぎで1人で穂高に登ったおじいさんのことを、いろいろ考えてしまって、しばらくはそわそわしていました。
今でもまた。知らない人だけれど。
若くて身体が元気である今が、どれだけ尊いかを思い知るのです。


そんなことを思い出しつつ、全速力で涸沢に下山。
テント場の真ん中ですでに始まっていた庄太郎さんのトークへ。
山道具の話。
相変わらずまじめに、細かいことも人にちゃんと伝えようとしてくれてる感じ、やっぱり庄太郎さんだなあと思う。
押し付けがましくなく私見を述べられる人ってなかなかいない。
絶対にこれがいい、とか言っちゃう人は苦手なのです。人にはそれぞれ体型や体力があり、
スタイルやこだわりがあるんだから。私見は知りたいけど押し付けられたくないのだ。
庄太郎さんはそのあたりが実に絶妙で清々しい。有益な情報と少しの私見を教えてくれる。スマートな大人だなあ。

そんな感じでトークも終わり、庄太郎さんのテントのまわりで少しおしゃべり。
次の日発売の最新のテント、2方向の入り口で1.2kgを切る軽量のテントを見せてもらって、
暑い日にはインナーテントを外せる吊り下げ式いいなあと思った。
でもまあ、自分のテントがとても気に入っているので、しばらくは新しいものは買わないかな。

その後、涸沢小屋のご主人のトークと、加賀屋はつみちゃんのライブをきいたりして、
猪熊さんのお天気のトークで超熱心に勉強したりしていたら、
ついに現れた、佐々木大輔さん!
このフェスに来たお目当、庄太郎さんともう1人、スキーの佐々木大輔さん。
デナリを滑った人。最近ずっと借りてるDVDで、佐々木大輔さんの滑りに釘付けになっていたところ。
彼がどんな人なのかとても気になっていた。実際に会ってみたかった。

で、庄太郎さんと立ち話をしているところにご本人登場。
お2人ではじめましての挨拶をかわしたりしているところにすかさず、
写真撮ってください!と言ってみる。そしてまだ誰も撮ってもらったことがないはずの、
庄太郎さんと佐々木大輔さんとの3ショット。家宝、家宝、家宝。
思えば私も社交的になったものだなあ。2年前は恥ずかしくて庄太郎さんに写真撮ってと言えなかった。
というか自分の写真が好きじゃなかった。今より顔が疲れてて酷かったからかな、、
最近は、尊敬する人とか、好きな人と一緒になにかをしたときは、必ず一緒に写真を撮ります。
その瞬間はもう訪れなくて、写真は財産だから。

庄太郎さんには9月に行く知床の話を教えてもらっていました。
9月の知床はかなり荒れることがあるらしい。庄太郎さんが人生で一番死にかけたのが9月の知床だとか。
ちょうど通りかかった猪熊さんも、新谷さんの知床ツアーに行ったことがあるらしく、
いいなあ、でも9月は厳しいよ、と言われる。そうか、そうか、そんなに荒れるのか。
新谷さんのツアーには、新井場さんがガイドとして来ることも多いんだって。
新井場さんといえば、佐々木大輔さんのパートナーとしてデナリを滑ったあの人。
なんだかすごすぎてクラクラする、、知床への期待と不安が一気に増えました。


夜、台風が近づいているというのにやたら美しい夕焼けが消えるころ、
待ちに待った佐々木さんのトークが始まる。
北海道の盤渓という田舎で雪の中家族で家を建てたというすんごい話から始まって、
小さい頃から山とスキーに没頭して中学生の頃に大雪山を1人で縦走していて出会った家族とともに
次の年北アルプスを縦走しようと約束して本当に来てしかも屏風岩を登った話とか。
三浦雄一郎さんのスクールに入って毎日朝から晩まで滑ってそのとき得た上手くなる練習方法は
どんなフィールドでもなるべくターンせずにまっすぐスピードつけて滑ることだとか、
一人で行った不帰の滑降の映像とか、ちょうどDVDで観ていたアイスランドの旅の話とか、
デナリの話ももちろん、すべてが本当にわくわくするものすごい話でした。
そしてまた、飾らない人柄が素晴らしく素敵。
ああ、また追いかけたい人ができてしまった。

でも、人生を広げてくれるのは、凄い人との出逢いなのだと、よくわかっているので。
それはすごくエネルギーを使うのだけれど、そうしてまた、新しい世界がどこかに開けていくのだと思うので。
2年ぶりの涸フェスは本当に、想像以上の大収穫でした。

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涸沢岳

穂高岳山荘

奥穂高岳

穂高岳山荘

涸沢

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